どうも!
最近20代から30代への身体の変化を感じています30台鍼灸師のクロです!
早速ブログを書いていくのですが、
あなたはなぜ開業するのか?など考えたことはありますか?
「周りに言われたから」とか「それが当たり前だから」とは思っていませんか?
開業すると言うことは自分が全ての責任を負う形になります。
契約書なども全て自分の名前で署名捺印を行います。
中途半端な気持ちで開業してしまうと逆に雇われている時の方がよかったと後悔ばかりになってしまいます。
是非ともこの記事を読んで今一度立ち止まって考えてもらい、決心した上で開業に向けて進んでいただければと思います!
目次
本当に開業したいのか
なぜ考えた方がいいかというとあなたが開業したいと思う理由があってもそれは別に開業しなくてもできることがあるからです。
(あなたが勤務している職場や経営者の考え方によって差があることを頭に入れていただいて読んでください)
大体次の二つになるのではないでしょうか?
自分のやりたい施術がしたいから
これは開業しなくても実現可能だと思います。
経営者はほとんど売上が上がるかどうかで物事を判断します。
たまに好き嫌いで判断する方もいるかもしれませんが・・
あなたは経営者や上司に自分のやりたい施術を提案してみたことがありますか?
もし経験がある方で提案が通らなかった場合は
「あなたのやりたい施術が院にどんなメリットがあるか」
がきちんと説明できていなかったのではないでしょうか?
経営者から見ると「余計なコストがかかる」「時間・手間が取られる」などあなたの提案からデメリットしか見えなかったのかもしれません。
しっかりと目標やメリット・デメリット・かかるコストなどを説明すると受け入れてもらいやすいかもしれません。
あとはあなたの普段の勤務態度や実績なども考慮されると思いますのでその辺は日々頑張りましょう!
例 美容鍼
目標
単価を〇〇円、回数券を〇〇円として
開始6ヶ月で一人のリピート回数を◯回、売上を〇〇円上げる。
メリット
・女性患者さんなど美容に興味のある人のリピート・売上が上がる
・新たな患者層の開拓につながる
・他の鍼灸院との差別化になる
デメリット
・既存の患者さんの年齢層などによっては集客が必要になる
・美容は興味のある人の知識量がすごいため中途半端な知識ではクレーム、悪いクチコミが流れてしまう恐れがある
・来院される患者さんの層が変わると院の雰囲気が変わってしまう恐れがある
かかるコスト
・広告宣伝費(チラシやWEB広告など)
・新たな設備・備品・消耗品代(美容鍼用の鍼など)
もっと稼ぎたいから
こちらも交渉次第な面もあります。
まずはあなた自身が会社、院になくてはならないぐらいの売上を上げることです。
そこからがスタートです。
固定給は難しいかもしれませんが、歩合制なら応じてくれるのではないでしょうか?
福利厚生の面でも雇われている方がいい場合もあります。
特に株式会社などで社会保険に入っているところは会社が負担してくれている部分もあります。
開業してしまえばこれらの負担は全て自分でしなければなりません。
こういった面も考慮して開業するか、今の職場に留まるか、転職するかなど考えてみましょう
あえて開業しないという選択肢もある
日本だけでもいろんな院や会社があります。
少し古いですがこちらのデータによると
厚生労働省の統計によると、16年現在でマッサージ院、鍼灸院、整骨院、整体院などは全国に計13万6460カ所存在。全国に広がるコンビニエンスストアの店舗数(18年11月現在で5万5695店舗、日本フランチャイズチェーン協会調べ)の約2倍に上る
実はコンビニより多い「接骨院」 増えすぎて競争激化、倒産が過去10年で最多に (1/2
これだけの数があるのです。
鍼灸院がこのうちどれだけあるかは明記されていませんが、鍼灸整骨院も含めるとかなりの数になるのは間違いありません。
あなたが勤務しているところはそのうちのたった一つなのです。
今の職場であらゆる努力をして売上をあげ、院に貢献をし、提案を重ねても自分が納得できないお給料や環境のままであれば開業だけでなく転職もありなのです。
最初からリスクを背負わなくても決まったお給料が毎月あるというのはとても幸せなことです。
今の職場には不満しかないしとりあえず開業しかない!
と思っている人は一度立ち止まって考えてみましょう。
あなたの知識や技術、人柄を求めている院や経営者の方はたくさんいると思います。
更なるスキルアップ、お給料のアップを求めての転職も選択肢の一つとして考えてみてはいかがでしょうか?
具体的にどんな鍼灸院や整骨院にするか
計画を立てよう
一度考えてみてそれでも開業するとなればしっかりと計画を立てなければいけません。
どんな人たちに施術を受けて欲しいか。
最初の資金はどうするか、融資も考えるか。
テナントを借りるか、まずは訪問にするか。
自費のみにするか、健康保険も併用するか。
施術の料金をどうするか。
予約制にするか、来院順にするか。 etc.
ここを考えていかないと始まりません。
これらは雇われている時や学生の時でも考えることはできます。
考えるだけではなく実際に開業を経験した人たちに話を聞きにいくこともしていきましょう!
今はSNSなどもありますし、Twitterで自分のやりたい分野の施術をやっている先生のツイートを見たり、交流してみるのも一つです。
必要なスキルを考えてみよう
開業するにあたって施術の知識や技術を上げることはもちろん必要です。
しかしこれだけだと壁にぶち当たるパターンが多いのではないでしょうか?
まず施術の腕があってもそれを受けてくれる患者さんがいてくれないと売上は発生しません。
あなたには開業したら必ず来てくれる人が何人いるでしょうか?
あまり思い付かない人がほとんどではないでしょうか?
その時に必要になるのが ”集客” です。
一口に集客するといっても考えることはたくさんあります。
ただチラシを撒いても空振りに終わる人は少なくありません。
- どんな人たちに来て貰うか?
- キャッチコピーをどうするか?
- オファー、価格はどうするか?
- 全体のデザイン、写真は?
- そもそも法律に違反していない内容かどうか?
- どこに何部どのタイミングで撒くか?
- 自分でポスティングするか新聞折り込みチラシにするか?
ざっと考えてみてもこれだけあります。
チラシの内容やデザインに関してはお金に余裕があればプロに頼むのもいいですがなければ自作しかありません。
そこで必要になるスキルがあるとすれば
- マーケティング
- ライティング
- デザイン
- リサーチ力
- パソコンスキル
などが考えられます。
これらのスキルの勉強がある程度できていれば内容に関してはそれなりのものができるはずです。
あと重要なのがコストです。
かかるコストを抑えるためには「何を使えば安くなるか」を知っているかどうが重要になります。
先入観でこれしかないと思っていても調べてみれば意外といいものがあるものです。
まずはGoogleなどで検索してみたり、SNSで情報収集してみましょう!
そしてそこで得たものを比較したり実際に運用してみることで自分にぴったりな方法が見つかるはずです。
また実際にやってみたチラシの制作の仕方や情報の集め方、スキルを学ぶために使った書籍などもこのブログ内で紹介していきたいと考えています。
まとめ
どうでしたか?
少しは参考になったでしょうか?
この記事のまとめとしては
・自分がやりたいことは開業しなくても、今の職場で続けたり、転職することででできる場合もあるので一度立ち止まって考えてみよう。
・今の職場でもやりたいことや希望のお給料を達成するためにできることをまずしてみよう。
・それでも開業する場合は考えることはたくさんあるのでできることは今のうちに考えておこう。
・今の自分には施術以外のスキルはあるか?
特に集客に関するスキル・知識は勉強しておこう。
⇩
開業はゴールではありません。
あなたの目的や目標を達成するための一つの手段です。
正直にいうと当たり前のことばかりかもしれませんが、今は周りを見渡せばライバルとなる整骨院、鍼灸院、整体院、リラクゼーションなどが乱立している状況です。
「今の職場では患者さんもついているし、やっているうちにどうにかなるだろう!」
と甘くみていると痛い目にあってしまうことがたくさんあります。
まれにとんとん拍子でうまくいく方もいるでしょうがほんのひと握りの方です。
よっぽど運が良い方かそれまでに血の滲むような努力を重ねてきている方です。
自信を持つのはいいかもしれませんが過信はしない方がいいでしょう。
実際私はいろいろあってほぼ勢いで開業してしまったため、「どうにかなるだろう」と思い、何か問題に直面してから慌てて調べたりして今までやってきた方が多い状況でした。
そして数多くの失敗を重ねてきてしまったのです。
失敗することは悪いことではないと言いますが、少し事前に準備したり、リサーチすれば回避できる失敗はしなくていいものです。
もっと未知なものにチャレンジした時に失敗は取っておきましょう!
今回はふんわりとした内容ですが次回からは実際の開業に必要なことを私の事例も交えながら書いていきたいと思います。
それでは次回をお楽しみに(^^)